カンチブレーキ BR-CX70

ささまるには、現在はこのブレーキがついています。

カンチブレーキ シマノ BR-CX70

カンチブレーキ BR-CX70
シマノ シクロクロス用 BR-CX70 フロント カンチブレーキ

これはとっても良いです。とても良く効くし、そして調整しやすいようにとても良く考えられています。カンチブレーキはなんといっても調整が大切ですから、ここ大事。

これ、究極のカンチブレーキと言って差し支えないのではないでしょうか。

ですが絶版。私も新品は手に入らなかったので、中古で手に入れました。

主に色の都合、すなわち足回りは黒っぽくまとめたかったのでBR-CX70を探して手に入れましたが、そこにこだわりがなければ、現行品のBR-CX50でも良いと思います。ブレーキシューまわりに違いがありますが、他は基本的に同じだし。そこについても、今でも売っているCX-70のパーツを付ければ同等になるし。色以外は。

ということで大満足していますが、しかしここに至るまでにはとても長い紆余曲折が。
順を追って紹介します。

標準装備のVブレーキ 唐沢製作所

全く問題ないブレーキです。よく効きます。がっつり止まります。

フロント・リア共通です。

ドッペルギャンガー330をドロップハンドルにしてみたいなんて酔狂なことを考えなければ、これでよかったんです。ですが、やってみたくなったものは仕方がない。もう止まりません。
最初からついているような、いわゆる普通のブレーキレバーから、ドロップハンドルにつけるブレーキレバーに交換した場合、ブレーキはそのままでは使えません。
「引き量が違う」とか言うそうですが、要は、ドロップハンドル用のブレーキレバーは、ブレーキケーブルを引っ張る量が少ないため、Vブレーキは使えないんです。

Vブレーキ対応のドロップハンドル用ブレーキレバーというものもあるにはあるのですが、
TEKTRO(テクトロ) RL520 SILVER BR-TK-162

選択肢が少ないし、なにより、つけたいブレーキレバーはもう決まっていたので、それは眼中にありませんでした。

そこでまず、手軽な解決手段として、これ。

Vブレーキローラー アキワールド OT-MC-002

AKI WORLD(アキワールド) V BRAKE ROLLER OT-MC-002

これの、

これを、

これに替えて、

できあがり。

こんな感じに動作します。偏心プーリーによって少しだけ引き量が多くなる仕組み。ご覧のとおり本当に少しだけですが。

使用感は、言われているほど悪くはないです。ただしかなり調整はシビアにやらないと危険かな、と。それにやはり間に合わせ感は否めません。もうここでは止まれない。

ということでブレーキを交換することにしたのですが、最初に考えていたのは、キャリパーブレーキでした。

こういうやつ。ドロップハンドルの自転車にはふつうこういうのがついてます。

TEKTRO(テクトロ) 900A FRONT BLACK BR-TK-159
TEKTRO(テクトロ)
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でもこれ、元々がVブレーキだった場合、その取り付け部を利用することはできないんですね。ママチャリはその多くがなにげにキャリパーブレーキだったりするので、それなら簡単なんですが、ドッペル330はVブレーキなので、これをつけようとすると、新たに取り付け用部品を自作する必要が。
それもアリかと思いましたが、そうなると元のVブレーキ取り付け部には何もなくなるわけで。美しくない。
ウインカーでもつけてやろうかとか色々考えましたが、やはりそのまま活かしたい。

それともう一つ、標準装備の泥よけは外したくなかった。そうなると尚更キャリパーブレーキは無理が出てきます。

ということで、同じくドロップハンドル用のブレーキでありながら、Vブレーキのマウントを流用できる、カンチブレーキを採用することにしました。

「効かないよ」「調整シビアだよ」との声は耳にしてましたが、それでも。もうカンチしかない。

そこで最初に目をつけたのはコレ。安心のシマノ。

カンチブレーキ シマノ BR-CT91

最も安価なカンチブレーキで、あまり期待せず、とりあえずのつもりで付けましたが、良いです。調整すればよく効くし。形もクラシカルで悪くない。

なので、これを黒く塗って済ませようと、塗料を買ってみたりもしました。

でも、しばらく乗っていて、やはり不満が。

これ、調整が面倒なんです。

シンプルな構造なのにあらゆる方向にブレーキシューを動かせるのは素晴らしいのですが、六角レンチのほかに、締め込むためにスパナが必要。

うーん。六角レンチは普段から持ち歩いている自転車用のツールについているのでいいんですが、スパナはついてない。ていうかスパナはどうしてもかさばるので持ち歩きたくない。

そこで、近所の自転車店でチェック開始。

カンチブレーキ テクトロ 992AG Oryx

TEKTRO(テクトロ) 992AG ORYX BLACK BR-TK-033

泥よけ付きのミニベロなどではもっともよく使われているカンチブレーキがこれでした。見た目も黒だしなんか曲面がおしゃれだなぁと思って。


使用感は、よかったです。よく効きます。かなりガツンと効く感じ。

そして、六角レンチだけで調整ができるのも良い。

 

ところで、カンチブレーキの場合、他に必要なものがあります。

ケーブルハンガーといって、カンチブレーキから上方向に伸びているケーブルを通して支えるものです。これがないとブレーキとして用をなさないので、必須です。

そこで、まずは共にシンプルなこれを選びました。

フロントケーブルハンガー テクトロ BR-TK-236

TEKTRO(テクトロ) FRONT CABLE HANGER BR-TK-236

リアケーブルハンガー 日東 AS-1

日東 AS-1 アウターストッパー ツーリング用

共にシンプルな見た目で気に入りました。

ただ、フロントのケーブルハンガーに少々問題が。

構造上、ズレやすいみたいなんです。思いっきり締め込んでおいても、ハンドルをひねるとテコの原理で簡単にズレます。うーん、これは。

やっぱり下から吊り上げるより上から吊り下ろす方が安定するよなぁ、ということで、フロントケーブルハンガーはこれに交換。

フロントケーブルハンガー ダイアコンペ 1252

これは上からぶら下げる形なので、ズレようがない。黒がないのが残念でしたが、類似の他製品より形がクラシカルで気に入ったのでこれに。色は、なんなら塗ればいいし。

それと正直テクトロ製品に不信感を持った時期で。ちょっと上でテクトロのカンチブレーキを、良いとか書いたくせに何ですが、テクトロのブレーキのせいで事故ったとかそういう話をやたらと耳にして、自分自身もフロントケーブルハンガーの構造に疑問を持ったりもしたので、脱テクトロしようと思っていたところだったんです。

そして、ブレーキも何だか不安になってシマノBR-CT91に戻していました。

テクトロのは強度に問題があって突然壊れるとか聞いたもので。

根拠は確かかどうか分かりません。ネットでの噂レベルです。

でもブレーキだけに不安で。

TEKTRO(テクトロ) フロントケーブルハンガー
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これなんか良さそうでしたが、テクトロだからなあ、いうことでやめました。

テクトロさんごめんなさい。

 

ということで、カンチブレーキの旅はまだ続きます。
次に候補に上がったのが、やたら効くと評判の、

カンチブレーキ TRP REVOX ALLOY BR-TRP-090

TRP(ティーアールピー) REVOX ALLOY BLACK BR-TRP-090
TRP(ティーアールピー)
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カッコいい。BR-CT91の超高級版って感じで。

でも高い。むむむ。それに、多分調整はBR-CT91と同様、スパナが必要。多分。

そこで、REVOX ALLOYと共に評価の高い、これ。

カンチブレーキ ケーンクリーク SCX- 5


うーん、テクトロのにそっくりだなあ、でも評判はとても良い。
なので、きっとこれがオリジナルで、テクトロのはこれのコピーに違いない、と思い、そう思うと一層試したくなって、でも国内流通品はやたら高いので、わざわざ海外から取り寄せました。
ん、確かによく効く、ガツンと効く。素晴らしい。
テクトロのOryx同様、調整もしやすい。
ただ難をあげれば、調整の際、ブレーキのアームを全開にすると、シューが自転車本体に干渉することか。
これもまあテクトロのOryxと同じだな。。。

と、そこで我に帰りました。
・・・どうみてもテクトロのOryxと同じモノのような。

で調べたところ、なぜか国内にはあまり情報がなかったのですが、海外のフォーラムによれば、これはテクトロのOEMとのことで。まあ、シューぐらいは違うんでしょうけど。
うーむ。

だから悪いと言うわけではないのだけども。
どのみち、シューが干渉するのはいただけなかったし。

そしてやはり シマノ BR-CX70

ということで、やっぱり安心のシマノがいいかな、と、どうにかこうにかしてBR-CT70を手に入れたのでした。
本体は中古ですが、消耗品のシューはロード用のものが使えるので、手に入らなくなる心配もなく安心です。
そして、とにかくよくできている。考えられている。六角レンチだけで調整ができるのはもちろん、シューはどこにも干渉しないし、それにアーム部分をガバッと開けるのには工具すらいらない。すごい。さすがシマノ。

効きも良いです。もちろん。
ただ、1枚目の写真の通り、調整がまだイマイチのまま乗り回しているので、これをもっとしっかりやればもっとガツンと効くようになるのかなと。
細かな調整が効くように小部品が付属しているので、これらの使い方なども調べながら、さらによく効くブレーキにしたいです。

ということで。やはり自転車いじり、エンドレス。面白い。

オススメです。